2014年10月24日

瞑眩(めんげん)反応って何?

瞑眩(めんげん)反応とは治療後一時的に症状が強く出たり、だるさや眠気を感じることで好転反応とも呼ばれます。これは血液の循環がよくなったり代謝がよくなったために起こる反応で、身体が治ろうとしている状態です。ゆっくり休んで頂ければその後はすっきりとします。

また東洋的な観点から説明すると、日数が長く経過した病では体の奥底に悪いものが溜まった状態になっています。その状態を改善するにはその悪いものを外に出さなければいけません。排出される際にだるさや軽い発熱などの反応が起こります。人によっては鼻血が出たり、嘔吐する場合もあります。一例を挙げると、長い期間めまいで苦しまれていた患者さんで数回治療した後で突然吐き気を催し吐いたところ、すっかりめまいもなくなり元気を取り戻された方もいました。

ただこのケースでは仕事もできないほどの重い症状だったので反応も大きく出ましたが、軽度の肩こりや腰痛などの治療ではあったとしても少しだるくなったり眠たくなる程度なのでご安心ください。
posted by 続木はり院 at 21:18| 治療について