2014年12月09日

腎の働き

「腎は精を蔵す」といわれ、精は成長・発育・生殖に深く関係し、生命活動の源となります。現代にも精力という言葉がありますが、腎が丈夫で精が充実していれば、エネルギッシュで何事にも積極的ですが、不足するとやる気もなくなり疲れやすく、性欲もわきません。
女性では不妊症の原因となります。また大部分の腰痛も腎の変調により起こります。

腎は目や髪の毛、脳の機能にも関係しているため、腎の働きが低下すると耳鳴りや難聴、白髪が増えたり脱毛する、物忘れがひどくなるなどの症状がでます。これらの症状は老化現象としてあらわれますが、腎が貯蔵している精が年数とともに減少していくためです。そのため精の消耗が早いとそれだけ老化も早く進行します。
他にも泌尿器としての働きや、骨の発育にも関係しています。

現代の腎臓は泌尿器であり尿を生成していますが、その上部には副腎という器官があります。この副腎からはストレスに対抗するホルモンであるコルチゾールや闘いのホルモンであるアドレナリン、生殖に関わる性ホルモンなどを分泌します。

これらのホルモンの量が不足すると、やる気が出ない、疲れやすい、精力減退などの症状が出ますので、東洋医学の腎はこの副腎も含めていると考えられます。

鍼灸により腎の働きを整えることによって勢力を充実させると、これらの症状を改善させることができます。

関連記事
西洋医学と東洋医学の臓腑の違い
肝の働き
心の働き
脾の働き
肺の働き
posted by 続木はり院 at 22:47| 東洋医学