2015年10月02日

肝臓の働き

肝臓と言えばお酒を飲んだときにアルコールを分解してくれる臓器、と想像される方が大半だと思います。「昨日は飲みすぎたから肝臓が疲れてるよ。」とか「今日は休肝日だ。」というように肝臓=お酒のイメージが強いですね。実際お酒の飲みすぎで脂肪肝などの肝障害を患ったりします。

しかし肝臓にはそれ以外にも人間が生きていく上で大切な働きがいくつかあります。今回はその働きを紹介したいと思います。

@アルコールや薬剤などの有害物質の「解毒作用
A摂取された栄養分から身体が利用しやすいように作りかえる「代謝作用
B脂肪の消化を手助けし、老廃物の排出液である「胆汁の産生
C全身を流れる血液量を調節する「血液調節作用
D細菌やウィルスなどの病原体から身を守る「免疫作用

と、上記のように肝臓の機能をざっと並べると身体にとって重要な臓器であることがよくわかります。みなさん肝臓に負担をかけていませんか?肝臓は沈黙の臓器ともいわれ、障害が進行していても自覚症状があらわれないために自分では気づきにくいという特徴があるので注意が必要です。

次回からはそれぞれの機能について詳しく紹介していきたいと思います。
posted by 続木はり院 at 21:24| 健康情報