
花粉の量は夏の日照時間が長くなるほど増えるそうです。花粉を飛ばす雄花の生育が良くなるみたいですね。夏休みの海やプールなどのレジャーシーズンに晴れてくれるのはうれしいですが、その間に花粉を飛ばす雄花がすくすく育っていると思うと複雑な心境です。
前置きが長くなりましたが当院のホームページに花粉症についてのページを追加しました。花粉症に漢方薬が効くことはある程度知られていますが、はり治療も効果があることはあまり知られていません。はりでは体質改善を行うことによって花粉症の症状を緩和していきますので早めに準備されることをおすすめしております。
また花粉症は食生活や生活環境にも影響されます。実は私も花粉症には悩まされているのですが、自分ではりをすることによってコントロールできています。ピーク時でもマスクなしで外出できる程になったので友人と飲みに出かけビールをたくさん飲んだら、それまで抑えられていた鼻水が一気にあふれ出てきてしまいました。
東洋医学でビールは痰湿という性質があり、これは体の中の余分な水分を増やしてしまう上に、体も冷やす性質もあるので花粉症にはよくありません。実際ビールに限らずアルコール類は体内で分解する際にアセトアルデヒドという物質に変化しますが、このアセトアルデヒドがアレルギー症状を引き起こすヒスタミンの分泌を促進させます。ですから花粉症の方はシーズン中はお酒は控えることをおすすめします。
このように治療と同時にその方にあった対処法もお話しさせてもらいますのでぜひご利用ください。