これから寒い季節に入ると手足が冷たくて困るという女性が増えてきます。当院では鍼(はり)治療による冷え症の改善を得意としていますが、自分でできる体質改善および冷えの予防として、冷えと食事の関係について説明します。
食べ物には栄養分以外に体を冷やす力、温める力を持っています。南国の暑い地域でとれる食べ物には冷やす力、北国の寒い地域でとれる食べ物には温める力があります。同じように暑い夏にとれる食べ物には冷やす力、寒い冬にとれる食べ物には温める力があります。
つまり世の中よくできたもので、住んでいる地域のその季節にとれた食べ物を食べていればうまく体温を調節できるわけです。
ところが現代では空輸や農業技術の発展によって、冬でも夏の野菜が食べられたり、バナナやマンゴーなどの南国のフルーツをいつでも食べることができます。これらはおいしい上にヘルシーなイメージがあるので健康志向の強い女性には好んで食べられると思います。その結果さらに体が冷えるといった状態に陥ってしまいます。
慢性的な冷えに悩んでいる方は一度食事の内容を見直してみてはいかがでしょうか?
体を冷やす食品(夏が旬の食材) ・・・キュウリ、ナス、トマト、レタス、冬瓜、ナシ、スイカなど
(南国のフルーツ)・・・バナナ、パパイヤ、マンゴーなど
体を温める食品(冬が旬の食材) ・・・カブ、ネギ、ニラ、ニンジンなど
posted by 続木はり院 at 22:45|
冷え症/冷え性