前回はダイエットの基礎について説明しましたが、今回はダイエットに失敗しないための栄養について説明したいと思います。
栄養には5大栄養素があり、@タンパク質A脂質B糖質(炭水化物)CビタミンDミネラルがあります。そのうちエネルギー源となるのは@タンパク質A脂質B糖質の3つです。
1.タンパク質
タンパク質は筋肉の材料となります。1日の必要摂取量は体重1kgあたり約1g(例:体重50kgの場合は約50g)で、不足すると筋肉の減少が起こります。筋肉はカロリーをたくさん消費してくれるありがたい存在なので、効率よくダイエットするためには筋肉量を維持することは重要です。
またタンパク質は1gあたり4kcalのエネルギー源となります。食品では肉類や魚、大豆などに多く含まれています。
2.脂質
脂質はホルモンの原料となる大事な栄養素です。特に女性では女性ホルモンの原料となるので、不足すると生理のトラブルや肌荒れなど美容においてマイナスになります。ダイエット時に脂質は敬遠されがちですが、極端に減らすのはよくありません。ただ現代の食生活では過剰になりがちなので、全体のバランスを考えて減らすようにします。
脂質1gあたり9kcalのエネルギー源となります。
3.糖質(炭水化物)
糖質はエネルギー源のメインとなります。脳も糖質からエネルギーを得ているので、不足すると頭がぼーっとしたり集中力が低下したりします。最近では糖質制限ダイエットがはやっているようですが、過度に制限すると上記のように集中力が低下したり、筋肉を分解してエネルギーを得ようとするのでリバウンドの原因となります。
糖質はお米やパンなどに多く含まれていますが、お菓子やジュースなどにも多く含まれているので過剰摂取になりやすい傾向にあります。普段から甘い物を多く摂っている人には糖質制限はとても有効だと思います。
糖質は1gあたり4kcalのエネルギー源となります。
4.ビタミン
ビタミンは約20種類あり、身体の機能調節や、酵素を活性化させる補酵素として、新陳代謝に関与します。ダイエット時には不足になりがちなので、サプリメントで補うのも1つの手です。
5.ミネラル(無機質)
ミネラルもビタミンと同じように身体の機能調節などに働きます。また骨や歯などの構成成分となるカルシウムもミネラルに含まれます。
以上が栄養素の働きになります。ダイエット時には各種栄養素の働きを考えて食事を減らさないと、体調を崩してしまい美容にもよくありません。
次回は栄養のバランスを考えながら摂取カロリーを減らす方法を考えてみたいと思います。
posted by 続木はり院 at 21:09|
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